電話を極力使いたくない理由
8月に入りました。
暑い毎日が続いています。
私はというと、相変わらず毎日あっちにこっちにバタバタと移動をしています。
昨日は朝日課のストレッチをしてから、銀行をまわり本厚木オフィスに出社。
売却受任中の物件の債権者何人かと協議し、午後は築地のマンションの売買契約へ。
自宅から本厚木オフィスへの1時間の移動。
本厚木オフィスから人形町への移動1時間半。
その後は、京橋のオフィスで事務仕事と収録。
6時から1時間かけ桜木町へ移動。
都合3時間半の移動時間でした。
この移動時間の間何をしていたかというと、依頼者とのLINEのやり取り、債権者に提出する資料のチェック。
販売中の物件のパンフの改善案検討。
そして、週末に迫った講談発表会の台本復習w
メールとLINE、facebookのメッセンジャーがあるおかげで移動先でもやり取りができるのは本当にありがたいです。
逆に移動中に一番障害になるのは、「電話」。
電車の中では話ができませんし、歩いている途中に電話で詳細な要件を言われても資料を見なければ回答できないことがほとんどです。
不動産は動く金額も大きいので、うろ覚えで物事を言うと大変なことになりますからね。
まして、私の扱っている案件は少々複雑な背景がある案件ばかり。
なおさら無責任はことは言えません。
その為、基本電話でしかコミュニケーションが取れない方からの売却依頼はお断りしています。
曲がったことが嫌いな性格なので、依頼者と「言った、言わない」という不毛なやり取りをしたくないのです。
話す言葉は、コミュニケーションの特性上、受け手の受け取り方で理解のされ方が異なってしまいます。
少なくとも「話す」よりも「文章」の方が正しく伝わると私は考えております。
もちろん、実際に合わないと微妙なニュアンスは伝えにくい事があることも事実です。
それは私も理解しています。
重要なことは面と向かって行うことはやぶさかではありません。
肝心なことは、いかに誤解を招かない伝達をするか?なのです。
文章であれば、後から何回みても同じ文章です。
しかし、話し言葉などはあとから思い出すと、受け手にとって都合の良い解釈になってしまうことが良くあります。
実際、私の事務所で扱う案件でここ数年。
言った、言わないという話になった案件はゼロです。
言った、言わないは結局どちらからがその意見を押し通すことになることがあり、必然的に相手の心に不満を残します。
どんなに良い仕事をしても、相手の心に不満を残ると喜んでいただけません。
不動産は単に売れれば良いのではなく、精神的負担なく売却できるか?が重要だと私は考えています。
この記事を書いた人
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宅地建物取引士、建築士、公認不動産コンサルティングマスターなどの有資格者。「杉山善昭の不動産ワクチンがいまなぜ必要か?」著者
(公社)神奈川県宅地建物取引業協会中央無料相談所相談員。
1990年から不動産業界に従事、2005年(有)ライフステージ代表取締役就任。
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