私のライバルは●●

スポーツの番組を見ていると■■vs▲▲という対立の構図をよく見ます。
また、○○のライバルという表現もよく見ます。
ライバル

スポーツ業界ではなく、私たちの不動産業にも同業者は数えきれないくらい存在します。

しかし、私はライバルだと思った人も会社もいません。
もちろん、同業か否かに限らず、他社が行っている施策で良いものは積極的に取り入れておりますが。

私個人的な意見ですが、ライバルというものは外にあるのではなく、自分の中にあると思うのです。

その為、昨日の自分に比べて、今日の自分が1mmでも成長しているかどうか?が自分の中での「ライバル」という価値観。
私にとってのライバルとは、昨日の自分なのです。

フィギアスケートの宇野昌磨選手。
他の選手が、トリプルアクセルを次々に飛ぶ中、宇野選手は飛べなくて焦っていたそうです。
そんな中、無良選手から「トウループが上手いんだから4回転練習してみれば?」と言われて練習をしたら、直ぐに飛べるようになったそうです。

無理に他の選手と同じアクセルジャンプを練習していたらスランプになっていたかもしれません。
宇野選手は、3回転トウループを飛べる過去を進化させたことになります。

4回転トウループが飛べたおかげで気持ちの余裕ができ、その後ほどなくしてトリプルアクセルも飛べるようになったそうです。

昨日の自分に比べて、今日の自分が1mmでも成長しているかどうか?が自分の中での「ライバル」という価値観。

この考えは、会社のスタッフにも私の価値観として伝達しています。
おかげさまで、スタッフは前向きに取り組んでいてその「進化」が見えます。
経営者として、一人の人間としてうれしく思いますし、だからこそ私も頑張ることができます。

人は皆、今の時間を使って生きています。
「今」という時間を使って生きた結果、昨日と何ら変わらない姿である方が、道理にかなっていません。

分かりやすい例を挙げれば、学校。
学校

誰でも、小学校、中学校、、、、と進みますが、今日という時間を使って勉強した結果、知識を得たからこそ次のステージに行けるのです。

これは社会人になっても同じです。
社会人になるととたんに勉強をしなくなる人がいますが、むしろ社会人になってからの勉強の方が大切です。
学校の勉強は明確な答えがありますが、社会人になってからの勉強は答えがないことの方が多いですからむしろ大変です。

1年前の自分と何ら変わっていないのでは、ただ単に人生を浪費したに過ぎません。
毎年成長するためには、昨日の自分に勝つことで実現できます。

思考が変われば行動が変わる、行動が変われば習慣が変わる、、、、という言葉があります。
最終的に、思考が変わると運命が変わります。

昨日と同じ自分でいても良いと思考する人と、昨日の自分に勝とうとする人では運命が違っても何ら不思議ではありません。

この記事を書いた人

宅地建物取引士杉山善昭
宅地建物取引士、建築士、公認不動産コンサルティングマスターなどの有資格者。「杉山善昭の不動産ワクチンがいまなぜ必要か?」著者
(公社)神奈川県宅地建物取引業協会中央無料相談所相談員。
1990年から不動産業界に従事、2005年(有)ライフステージ代表取締役就任。