少し、いやだいぶ変わった不動産会社

不動産業と言えば、地域密着。
ローカル色が非常に強い業種です。

しかし、弊社の場合は不動産から「地域」という言葉をスッポリ抜いた仕事をしています。

不動産売却のご依頼はネットを経由して全国各地から寄せられています。

そのおかげで、私が神奈川県厚木市にある本店には週2~3回程度の出勤。
東京は京橋の相談所には週1~2回。
その他、地方に出張に行くことも多々あり、あっちにこっちに言ったり来たりです。

必然的に移動が多くなります。
移動は、車か電車が主になりますが、数年前から車の移動を極力控えて電車で移動しています。

何故かというと、車で移動すると運転以外何も出来なるからです。

車で移動する時間が多ければ多いほど、時間を取られるので業務をこなすことができません。
電車であれば、電話以外のことは大抵することができるので、必然的に電車移動が多くなるわけです。

仕事カバン

これは私のカバンです。

移動中どこでも仕事ができるように、ノートパソコン、充電器、wifiその時の仕事の資料などを全部入れたカバン。
最近は熱中症対策で水筒も入っています。
7~8キロはあるでしょうか。

以前は肩にかけて移動していたのですが、重たいカバンを支えるために背骨が曲がってきて肩こり、腰痛が酷く苦しみました。
結果、身体に負担がかからないように、車輪の付いたものにカバンを載せて移動しています。

会社のメールもクラウド化しているので、スマホやノートPCで送受信ができます。
受任中の物件の資料もクラウドで管理しているので、外出先でもデーターを確認することができます。
会社のウェブサイトに記事を載せることやそもそもの設定を変えることも外出先ですることができます。

重いという障害がありますが、大抵のことはできてしまうので、このカバンが私の移動オフィスと言っても過言ではありません。

但し、どこでも仕事ができると言っても、それは最低限のことがギリギリできるというだけで十分ではありません。
会社のPCの方が断然性能が良いですし、画面も大きくて見やすい。
効率で言えば、厚木のオフィスの環境がもっとも速く業務をこなすことができます。

ただ前述した通り、移動時間に何もできないと結局業務が遅れてきてしまうので、1件でも多くの業務をこなすことができるようにしているのです。

とある日のスケジュール。

0815自宅出発
移動時間:メールチェック、簡単に返信できるものから返信。
メルマガ原稿基本構成作成
0910京橋オフィス到着、掃除
0918youtube収録
1100東京法務局へ出発
移動時間:子供の小学校父親の会イベント企画の準備
1120東京法務局到着物件調査
1200物件調査終了
移動時間:売買契約予定物件の契約関係書類のチェック
1325厚木市オフィス到着。スタッフの業務の進捗状況確認、指示
1345不動産買取会社へのオファーメール作成、各種資料ダウンロードができるようにセット、メール配信
1425昨日のウェブサイトのチャット履歴確認、データーベース入力
1450昼までに着信したメールの確認、返信
1525賃貸管理している入居者からの建物設備不具合連絡あり、対応
1528上記オーナー報告
1530別会社で運営している検定試験の採点
1548任意売却不動産について債権者と電話協議
1557売却依頼中の不動産のパンフレット改善、ウェブサイト修正
1625別件の売却依頼中の不動産のパンフレット改善、ウェブサイト修正
1708会社ウェブサイト。スマホ閲覧時の表示不具合、プラグインのチェック修正。
1758売買契約物件の相手側に関係書類、関係資料をファイル送付
1815新設サイトRSS設置、メールフォーム改修、記事の作成。
2001測量会社のフォロー
2042夕方までに入ったメールの返信

2042というのは20時42分のことです念のため。
「時」という文字をスケジュール帳に打つのが時間の無駄なので省略しています。

言うまでもなく、この間に電話や顧客とのLINEのやり取りがあります。
電話は最低限でなければいけない電話だけ対応しています。

意外と知られていませんが、電話はもっとも無駄な時間を使うツールです。
呼出の時間、雑談、ずれた話題、非常にもったいないので、極力電話対応はしません。

この日電話対応したのは、どうしても避けられない1件と偶然出てしまった電話1件の合計2件。
後は、メールかLINEのやり取りです。

特にLINEはいいですね。
冒頭のあいさつ文、末尾の署名不要ですので1件あたり数秒違います。

1秒を削るために何ができるのか?
を本気で考えています。

スタッフにも厳しく言いますが、自分の1秒を大切にすること、人の1秒を無駄にしないこと。
自分の処理スピードが上がれば、それだけ助ける人を増やすことができます。

私の事務所には、さまざまな問題を抱えて依頼してくる方です。

業務がパンパンで受け入れられないと、その人はどこにも行き場所が無くなってしまいます。

時間の浪費は罪。

話が長くなってきたの今回はこれまでです。
雑記にお付き合いいただいてありがとうございます。

この記事を書いた人

宅地建物取引士杉山善昭
宅地建物取引士、建築士、公認不動産コンサルティングマスターなどの有資格者。「杉山善昭の不動産ワクチンがいまなぜ必要か?」著者
(公社)神奈川県宅地建物取引業協会中央無料相談所相談員。
1990年から不動産業界に従事、2005年(有)ライフステージ代表取締役就任。